令和5年度「山田地域活性化行事」完全復活
新型コロナウイルス感染症のため、ここ数年行事の中止が続きました。そのため、地域のつながりが薄れ、行事そのものの存続も危ぶまれました。
『なんとか地域の行事を続けていきたい』と願って、昨年度から今年度にかけて状況を見ながら行事を復活させ、ついに令和5年度は完全復活を果たすことができました。
完全復活した山田地域の行事の様子を紹介します。
「山田地域活性化行事」について
山田地域活性化行事とは、「夏まつり、地区民・幼稚園合同運動会、ご来光登山、とんど焼き」の4つの参加型交流イベントと、秋まつりの神輿です。
運動会と神輿は令和4年度3年ぶりに、夏まつりは令和5年度4年ぶりに復活させました。
どの行事も地域の諸団体の協力で実施され、手作り感いっぱいの心温まる取り組みです。
山田夏祭り
笑顔で集う夏まつり にぎわう会場 深まるきずな
令和5年8月12日(土)4年ぶりに開催。
神事から始まり、大正琴の演奏、踊り、夜店、展示、抽選会と続き、地域住民や帰省中の人たちでたいへんにぎわいました。
前半の踊りを盛り上げたのは子供会。夏休みになるとすぐに、5、6年生は太鼓や歌といった音頭取りの練習に入ります。
今年は中止になった3年間を取り戻すために、中学2年生まで参加しました。こうして伝統は守られていきます。
地区民・幼稚園合同運動会
令和5年10月8日(日)開催
老若男女相集い、14種目に汗を流しました。特に最後の綱引きは、幼児から80代の人まで全力で綱を引き大いに盛り上がりました。100人の参加者が皆楽しそうな笑顔になっていたのが印象的でした。地域住民の親睦を深めた運動会でした。
山田の運動会は幼稚園と合同で行います。幼稚園を地域全体で応援するためです。10名の園児たちは毎日一生懸命練習し、本番でやりきった姿を見せてくれました。多くの人の前で演技すると意欲が出て、拍手をもらうと自信になります。地区民も、活気と元気をもらえました。山田に幼稚園があるのはありがたいことです。
加茂神社秋季大祭
子供神輿 山田を巡る 青空に響く子らの声
令和5年10月22日(日)加茂神社秋季大祭
子供会と消防団によって神輿が村中を回ります。
14kmの長い距離を元気に歩いてきた子供たちの顔が、誇らしげに輝いていました。いい体験をさせてもらっているなあとしみじみ思いました。地域の人たちが行く先々で待ってくれていました。地域が一緒になって華やいだ一日でした。
鬼ノ身城跡ご来光登山
令和6年 穏やかに明ける
1月1日(月) 鬼ノ身城跡ご来光登山
今年も美しい初日の出を拝むことができました。例年になく暖かい夜明けで、登ってこられた方も汗ばんでおられました。
参加者は160名を超え、思い思いに新年の祈りを捧げました。山頂では温かいぜんざいがふるまわれ、35周年記念の看板を前に記念撮影をする姿も見られました。
この日は倉敷ケーブルテレビの取材があり、当日数人のインタビューも交えて放映されました。
とんど焼き
1月14日(日)には山田分館のグラウンドでとんど焼きを行い、100名を超える人が参加。和やかな集いの場で福をいただきました。
山田の強み
山田の強みは人のつながりです。
令和5年度は地域活性化行事をすべて実施でき、そこに集う多くの人の笑顔を見ることができました。
行事の復活に当たっては、空白後の実施に不安もありましたが、わからないことは経験者に聞いて進めてきました。各団体の役割分担もしっかり伝えられていて、どの行事も準備から運営・片付けまで、滞りなく運びました。事を成すときの山田のまとまりはすばらしいと、改めて実感しました。
地域活性化のために、顔を合わせて語り、笑い合える場は欠かせません。