総社市で始まるマイナンバー救急隊! 実証事業が9月からスタート
総社市では、救急隊がマイナ保険証(マイナンバーカードを健康保険証として利用するもの)を活用し、迅速かつ正確に医療機関へ搬送することを目的とした実証事業を令和6年9月から11月頃まで実施します。
これは、総務省消防庁が主管する実証事業に参加し、救急隊が救急現場でマイナ保険証を活用して傷病者の医療情報を正確かつ迅速に把握できるようにするシステムを導入する取り組みです。
この取り組みにより、救急隊員は現場で患者の医療情報を即座に確認することができ、適切な対応が可能となります。
実証事業の内容
救急現場での対応
救急隊員が傷病者のマイナンバーカードを専用端末で読み取り、医療情報を確認します。
患者のアレルギー歴や既往歴、現在の薬の情報を即座に把握し、適切な初期対応を行います。
病院との連携
現場で収集した情報を病院に伝えます。
病院は到着前に必要な準備を整え、患者到着後すぐに治療を開始できます。
プライバシー保護
マイナンバーカードの活用には原則として傷病者本人の同意が必要です。
情報へのアクセスには厳格な取り扱いルールが設定され、情報は暗号化された安全な環境で管理されます。
実証事業のメリット
迅速な初期対応:救急隊員が現場で正確な情報を即座に把握し、適切な処置を迅速に行えます。
病院での治療効率向上:事前に患者情報を共有することで、病院側は到着後すぐに治療を開始できます。
市民の安心感向上:マイナンバーカードの活用により、緊急時に適切な対応が行われるという安心感が市民に広がります。
実証事業は市民の皆さまのより一層の安心と安全につながる事業です。市民の皆様には、日頃からマイナンバーカードを携帯し、実証事業へのご理解とご協力をお願いします。